UT-VPN on SheevaPlug+


UT-VPNオープンソース学術実験プロジェクトが、本日より「UT-VPN」のソースコードのダウンロード配布を開始しました。

公開されたソースコードは、Windows版、UNIX版があり、UNIX版では、Linux/FreeBSD/Soralis/Mac OS X上でUT-VPNサーバを動作させることが可能です。今のところ、UT-VPNクライアントは、Linux版のみとなっています。

そこで、早速、我が家のSheevaPlug+にもUT-VPNサーバを導入してみました。導入は至って簡単。取得したソースファイルを解凍し、おなじみ

$ configure
$ make
# make install

でOKです。私の環境では、libssl-dev, readline-dev パッケージが不足していたため、コンパイル前にapt-getでインストールしました。インストール後は、

# /usr/bin/utvpnserver start

にて起動できます。

設定は、付属のutvpncmdでも出来ますが、Windows用のGUI設定ツールもダウンロードできますのでそちらで行った方が簡単です。私の場合は、仮想HUBとeth0をローカルブリッジさせていますので、あとはWindowsにインストールしたUT-VPNクラインとを使えば、簡単に自宅LANへアクセスすることが可能です。詳しい設定方法は付属のマニュアルに詳しく書いてあります。

また、プロジェクトでは、夏頃をめどにMac,iPhone,iPadからの接続、秋頃をめどにOpenVPNとの相互接続性を実現する予定とのことですので、今後にますます期待が高まります!!